- ゲームをする
- 心地よさを感じる
- 脳の報酬系が刺激される
- 多幸感・陶酔感などが生まれ、快感が記憶される
- またその快感を味わいたいと思う
- くり返し使用するうちに耐性ができる
- 使用していないとイライラしたり不快になる
- ゲームを連想させるちょっとした刺激でもゲームがしたくなる
- ゲームのコントロールができなくなる
ゲーム、インターネット、スマートホン、パソコン、SNS、アプリ等々。
インターネットは生活に深く浸透しています。そしてまたスマートホンも広く普及し、生活に欠かすことのできない道具です。
しかし、これらの使用がどんどんエスカレートしていき、大切な用事がある時もやめられない、睡眠不足が続いている、という状態では「依存」が疑われます。
依存とは
ワクワク感、楽しさなどを追い求める行動がエスカレートし、やがてその行動のコントロールができなくなる状態を言います。そして、その行動の行きすぎに起因する健康問題、家族・社会的問題等も伴います。
依存が進行すると、ますます依存対象に執着するようになる一方で、理性的に物事を考える力が衰えてきますので、使用をコントロールする事が難しくなってきます。お子さまが依存に陥っている場合、言っても聞かない、反発されたり嘘をつかれたり家族内でのトラブルが増え、学業もおろそかになるなど、心配ごとが多く家族も疲れてしまいます。
受診の目安
依存への対処は、できるだけ早めにした方がトラブルも少なく回復も早いです。朝起きない、お風呂に入らないなど生活習慣が乱れてきたり、暴言や暴力、キレやすいなどの変化がみられる場合は受診の目安となります。
また、お子さまのゲーム使用によって、家庭内に抑うつや睡眠障害などの問題があらわれているケースも受診をするべきです。
当院での治療は、それぞれのバックグラウンドを理解したうえで治療方針を決め、個々のお子さまにあったアプローチをしていきます。