朝陽の中を歩く〜昼夜逆転を防ぐには〜
こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。
6月に入り、湿度が高まってきましたね。だるさや疲れが溜まりやすくなる時期でしょうか。私も学生のころは疲れきった日は夜にかえって目が冴え、眠れなくなることがありました。
お子様によってはそのまま昼夜逆転… なんてこともあるかもしれません。
こころの動きは身体で起きているため、月並みですがやはり生活リズムはとても大切です。
昼夜逆転を治すためには、同じ時間に朝日を浴び、体内時計を整えることが大切と言われています。とりあえず目を開け、カーテンを開けて伸びをし、お水など飲んでみましょう。
特に運動が効果的ですが、なかなか気乗りされない場合が例えば午前中にコンビニに行って帰ってくるだけなど、ちょっとした運動でもOKです。朝の陽ざしや風を感じてみましょう。
疲れてお昼寝する場合は、夕方までには起きていることがおすすめです。30分以内で、ソファや机など、深く寝入らない体勢で仮眠をとれると、夜の睡眠に響きにくくなります。
とはいえ、これらを実践するにはお子様のモチベーションが大切になります。
夜遅く起きる方の中には、先ほどのような「疲れすぎていて目が冴えている」方もいれば、「日中何もしなかった分を取り返したい」「学校行きたくない、明日が来ないでほしい」など、様々な思いを持っている方もおられます。
昼夜逆転は症状であると同時に、お子様なりの現状への切ない対処、という側面もあるのかもしれません。
当院では、そうしたお子様の思いをひとつひとつ受け取りつつ、生活リズムが整うようサポートしていきます。ご家庭だけでは対応に悩まれる場合はぜひ一緒に考えていきましょう。
信吉真璃奈