続けたくなる仕組みづくり
こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。
春なので、何か新しいことを始めてみようと思い立ち、早起きして出勤前に勉強することにしました。
が、私は早起きが大の苦手…。自分で言うのも悲しいのですが、「気合で」みたいな考え方では、失敗してしまいそうでした。
そこで、毎朝自分にちょっとしたごほうびを買ってみることに。
毎朝というのは自分に甘めですが、達成したらその場ですぐにごほうびが得られるので、自然とテンションが上がります。
そうして1か月続けてみると、少しずつ慣れてきて、「夜にだらだら勉強するより、朝の方が集中できて身につくなぁ」「がんばれてるじゃん、私」という気持ちが出てきて、ごほうび目当てだった気持ちが変わってきました。
心理学では、モチベーションの高め方には、ごほうびやペナルティなど外から与えられるもので生まれる「外発的動機づけ」と、興味関心や探究心など自分の内側から生まれる「内発的動機づけ」の2種類があると言われています。
一般的に「内発的動機づけ」の方が長続きしやすく、主体的な学びや行動が生まれるのでおすすめなのですが、「興味関心」や「探求心」なんて急には育たないことも…。
今回、自然に内発的動機づけを高めることができたのは、
・自分の「苦手」を知った上で、そんな自分でも動き出せそうな仕組みを考えてみた
・ごほうび目当てにとりあえず動いているうちに、習慣化された
・目立った成果ではなくても、自分を褒めてあげるようにした
…といったことがポイントだったのかなぁと思います。
カウンセリングではこうした「モチベーションアップの方法」についても一緒に考えることができます。何か始めてみたいな、続けられたらいいなと思っている方のお役に立てたら嬉しいです!
信吉真璃奈