ブログ

「だるい」「めんどくさい」…!?

2024.11.01 心理士ブログ

こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。

   

学校に行こうとすると動けなくなる、ふさぎ込んでいるなど、お子様にメンタル不調が見られたとき、多くの親御様はお子様の気持ちをなんとか理解したい、困りごとがあるなら一緒に解決してあげたいと思われるのではないでしょうか。

   

そのようなとき、一般的には「お子様に話を聞こうとする」と思います。
ただ、心を砕いて話を引き出そうとしても「うーん、なんかだるくて」「学校めんどうだから」と答えるお子様も…。親御様としては、思わず「え、めんどうなだけ?じゃあ頑張ろうよ!」などと声をかけたくなるかもしれません。

   

しかし、実はあまり知られていないのですが、「だるい」「面倒くさい」という状態が「うつ」によって引き起こされている場合があるのです。

   

「うつ」と言えば、気分が落ち込むイメージがありますが、お子様の場合は、だるさ、イライラ、腹痛など身体の不調として現れることが多いと言われています。見極めが難しいので、ぜひ気軽に医療機関で相談してみてくださいね。

   

また、うつ状態ではなかったとしても、目に見えない自分の気持ち、過ぎてしまった経験を思い出すのは、一般的に大人でも難しく、負荷がかかります。こころも身体もしんどい状態のお子様ならなおさら…。

   

そんなときカウンセリングでは、心理士が色々な方法を使ってお子様の気持ちを丁寧に読み取っていくだけではなく、お家でのコミュニケーションが少しでもスムーズになるように、一緒に考えていくことができます。

   

「だるい」でも「めんどくさい」でも、何か表現してくれたという事実が大切です。ぜひ一緒にお子様の体験をひも解いていきましょう。

   

信吉真璃奈

MENU