新学期を安全に乗り切ろう

こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。

　　　

新学期が始まります。

　　　

「新しいクラスで友達できるかな？」とご心配な方は、自分の体調に合わせて作戦を考えてみてはいかがでしょうか？

　　　

「結構元気で、人と話すのはそんなに苦じゃないかな」という方は、近くの席の人に話しかけてみましょう。しばらくは近くの席の人とペア学習やグループワークがあることを考えると、少しでも関わりを持てておくと今後の活動が楽になります。

　　　

自分から「よろしくね」と自己紹介をしてもいいですし、目が合った人に微笑んでみるのもいいです。相手も微笑み返してくれたら、スムーズに会話を始められます。

　　　

最初は「始業式長かったね」「プリントたくさん配られて分からなくなりそう（笑）」など、「いまここ」の話題を軽く振ってみましょう。たいていは「ほんとだよね」などと同意してもらえます。

　　　

その後の定番の話題は、部活、前のクラス、出身校などでしょうか。共通の知り合いがいれば、例えば「バスケ部だったら〇〇さんいるよね？去年同じクラスだったよ。忙しそうだよね」などと話題にしてもいいでしょう。

　　　

もし「話しかけたけど全然盛り上がらない！」というときは、無理しなくて大丈夫。相手も緊張しているだけかもしれません。会話の切れ目で「これからよろしくね」と笑顔で伝えて会話を終えましょう。

　　　

新学期に話しかけてもらえるのは、多くの方にとって嬉しいものなので、何ターンか話せただけでも十分です。

　　　

また「登校だけで精一杯。話しかけるなんて無理だよ…」という方は、無理せずマイペースに過ごしましょう。

　　　

誰にも話しかけてほしくない人は教室から離れたり、本を読んだりしてもいいです。

　　　

「話しかけてもらえるなら少しは話したい」という方は、身体を同級生の方に向けて、話しかけてくれた人には笑顔で応じましょう。気の利いた返しなどは必要ありません。質問に対しては相手に聞こえる声の大きさではっきりと答え、相手の話には興味ありそうな雰囲気でしっかり相槌を打ちましょう。「大人しいけど、話しにくい感じではないな」くらいの第一印象が狙い目です。

　　　

とはいえ、これからも授業や行事など同級生と自然に話せる機会はたくさんあります。焦らず自分のペースを大切に、新生活を楽しみましょう！

　　　

信吉真璃奈