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生ハムの原木

2023.12.20 心理士ブログ

こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。

   

私が学生のころ、会社員の方がお家で生ハムの原木(スライス前の塊肉の状態のこと)を楽しんでいる様子がSNSで話題になっていました。会社で嫌なことがあっても「でも家に生ハムの原木があるもん」と思うと元気が出るんだそう。

   

心理士として改めて考えると、何かあったときに「でも自分は〇〇だもん」と思えることって、とても大切だなぁと思います。

   
「テストで1番」「大会で優勝」なども素晴らしいですが、できれば人と比べて数字で表されるものではなく、「でも自分は『ありがとう』の気持ちを大切にしてるもん」「この間のドッジボール『入れて』って言えたもん」…のような、通り過ぎそうになるけれど、その子ならではのことを。もちろん「自分はパパやママの宝物だもん」も最高です。

  

カウンセリングでは「面で支える」という考え方があります。色んな人が少しずつその子をサポートするのがいいよ、というものですが、気持ちを立て直すときも当てはまります。

   

強力な一手ではなく、ちょっとずつ何気なくありのままのその子を肯定していく。自己肯定感はそんな風に育っていくのかなぁと最近感じています。

   

信吉真璃奈

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