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色彩に開かれる

2023.12.11 心理士ブログ

こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。

先日ゴッホ展に行ってきたのですが、そこに「ひまわり」にちなんで色々な画家の花の絵が飾ってある一角がありました。

          

柔らかく輝く絵の中の花びらを見ていると、何年か前ルノワール展の広告で見た「色彩は『幸福』を祝うために」というコピーを思い出しました。「あぁ、自然の中にはこんな『幸福』があったんだ」と感じ、大げさかもしれませんが、前より少し世の中のことを好きになれた気がしました。

     

カウンセリングでは、同じ考えがぐるぐるしてしまうことを「反芻(はんすう)」と呼び、脳内に引きこもってしまっている状態と捉えます。そんなときは、自分の感覚に意識を向けるのがおすすめで、身の回りの色に注意を向けるだけでもふと我に返り、感覚を開いていくことができます。例えば「目の前に緑のものはいくつあるだろう?」と数えてみるだけでも効果的なんです。

     

当院は「五感に優しい空間」がコンセプトになっており、実はインテリアではあえて使われていない色があります。お気づきになった方はいらっしゃるでしょうか? 窓から見える景色もとてもきれいなので、ぜひ診療を待ちながら色を味わってみてくださいね!

     

信吉真璃奈

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