師走にあたり

こんにちは。キッズハートクリニック外苑前 心理士の信吉です。

あっという間に師走になり、朝晩冷え込むようになってきました。もうすぐまた新しい1年が始まりますね。

　　

年が変わる区切りの時期に、心がしんどい状態が続いていると「何も変わらずに年を越してしまう…」などと焦りを感じてしまう方がいらっしゃいます。 でも、 「焦り」という気持ちは、目標があり、現状に問題意識を持てているからこそ、変わりたいという思いがあるからこそ起こるもの。

　　

心理士は、カウンセリングで患者様に「何も変わってない」と言われても、そこで終わりにせず、いつも少し食い下がってみます。「前回こんなことを言っていたけれど…」「〇〇をやってみようと話していたけれど、全く機会がなかった？」など、色々水を向けます。そうすると「そういえば、いつもと違ってあんなことがあった」「カウンセリングで決めたこと、全部は無理だったけど、ちょっとだけ試してみた」など、変化の兆しが見えてくることがあります。

　　

患者様が気がついていないいい変化に光を当てるのも、問題を特定して対策を考えるのと同じくらい、カウンセリングでは大切な作業です。しんどい焦る気持ち、ぜひ私たちに教えてくださいね。

　　　

信吉真璃奈